Fate/MMM

遠坂凛が召喚してしまったのは、赤い外套の偉丈夫ではなく、平凡な黒髪の青年だった。首から下が役立たずと称された彼には、腕力がない、神秘もない、知名度もない。ないない尽くしのない尽くしで、絶望的な聖杯戦争が幕を開ける。遠坂主従の運命やいかに!? ――力で戦えないのなら、唯一持っている頭で戦えばいいじゃない。
警告:本作は登場人物が英霊となっている状態で開始します。原作のネタバレに一切配慮しておりませんので、銀河英雄伝説をご存じでない方は閲覧にご注意ください。

遠坂 凛

容姿は黒髪・碧眼・スレンダーな体型。容姿端麗、文武両道、才色兼備の優等生……を演じている。無論、それを完璧に演じきれるだけの能力はあるが、凛の性格からしてみればそれは何重にも猫をかぶった状態であり、彼女の性格を示すならば、士郎が評した「あかいあくま」が最適。属性を二つ持てば優秀な魔術師にあって、五つの属性全てを兼ね備えた「五大元素使い」と呼ばれる超一級の魔術師。初等呪術「ガンド」を得意とする「ガンド撃ち」だが、物理的破壊力を持たないはずのガンドが高い魔力密度から拳銃弾並みの破壊力を持ったものになっている。非常に優秀な実力を持つのだが、遠坂家の遺伝的特質として、詰めが甘く肝心なところで凡ミスを犯すという欠点を持つ。さらに重度の機械オンチで、携帯電話は確実に使えない。

ヤン・ウェンリー

今回の聖杯戦争で凛がひょんなことから召喚したサーヴァント。東洋系の容貌。原作小説において「体格は中肉中背、容姿は実年齢より2 - 3歳若く見え、軍人というよりは学者のような印象を受ける。頭髪はおさまりの悪い黒髪」、「見る人によってはハンサムに見えなくも無い」「ごくありきたりのハンサム」といった表現が作品中に見える。他人に対し寛容・大らか・包容力を持ち合わせているが、嫌いな人間に対しては極端に意固地で毒舌家となり、温和な表情で辛辣な台詞を吐く。万事に不器用、毒舌家のアレックス・キャゼルヌに「首から下はいらない」と評されるほど。
――力で戦えないのなら、唯一持っている頭で戦えばいいじゃない。
彼が指揮をとった戦いでは一度も負けていない

Another Fate

Books

第1巻
第2巻
第3巻
第4巻